Junonia almana / タテハモドキ
思わずカタカナ呼びをためらってしまうエキゾチックな蝶。
以前にもこちらやこちらの記事で撮影した事のあったタテハチョウの一種、タテハモドキです。
久々に出会う事ができました(^^ OLYMPUS E-1
OM-Zuiko 100mm F2
OLYMPUS E-1
OM-Zuiko 100mm F2
タテハモドキは南方系の蝶で、
ほんのちょっと前までは沖縄と九州南部くらいまでにしか分布していなかった種らしいです。
ほんの最近、福岡などの北部九州でも幼虫を含めて発見され、定住が確認されたそうです。
地球温暖化の影響のひとつとも言われますが、どうなんでしょう。
もっとも、この蝶だけではなく、多くの蝶の北上が報告されているようですし、
やはりかなりの影響があると認識して良いのではないかと思います。
さて、このタテハチョウ。
実は春先にも一度であっていたのです。
データを遡って思い出してみると、それは4月の26日の事でした。
(こういうのはデジタルの恩恵ですね)
その日の昼休みは、80F4(そう、等倍専用マクロ)でお散歩していたのですが、
その時、なんともエキゾチックな蝶を発見していたのです。
シジミチョウやモンシロ、ヒメアカタテハくらいしか撮影した事のなかった私には
とても刺激的で、なにかが切れた(?)ように突進しましたが、
(もちろん、慎重に、ゆっくりと)
80F4マクロでは、その撮影範囲が近すぎて(もちろん腕も悪い)
そこまで近づく前に逃げられてしまいました。
必死でその容姿を目に焼き付けて、後程web等にて調べるも、
なかなかコレといったものに遭遇せず、自分の記憶力に自身を失ったりもしていました(笑
その後、先にもご紹介したように、7月頃別の場所にて遭遇。
撮影に成功し、その情報を元にもう一度調べてみて、
ソレが「タテハモドキ」である事が解りました。
でも、微妙に違う感じが残っていました。
わたしが春先に見たソレは、もっと翅の裏が地味な感じでしたし、
南九州が北限の蝶だと聴きますし、
夏に撮ったソレとは違って、翅の裏がもっと地味だったのです。
ソレも今回の撮影と、その後の調査により、はっきりしました♪ 春先に私が見たのは、まぎれもなく「タテハモドキ」だったのです。
それも「秋型」が越冬に成功した個体だったのです。
そして夏に撮影していたものもやはり「タテハモドキ」です。
ただしこちらは「夏型」だったという事です。
表側はあまり大きな違いが見えませんが(シロートには)
裏がまったく違う文様になるのですね。かなり驚いてしまいました。
夏型はジャノメチョウのような目玉模様が現れ、
秋型は(おそらく越冬用の擬態)目玉模様が消えて、ほとんどそのまんまの「枯れ葉」です。
そして今回撮影したタテハモドキは、この「秋型」だったという事です。
実は、この日この場所では、他にも数匹のタテハモドキを見つけています。
残念ながらまともに撮影できたのはこの個体だけですが、
まとまってこれだけ見れたという事は、
この場所近辺には自生していると見て間違いないようです。
まだ2度ほどしか来ていない公園ですが、今後来る機会が増やせればと思います。 ※最後の画のみ、ZD ED 50mm F2 MACRO での撮影です。
レンズ交換を待ってくれた殊勝な子でしたが、
この後は飛び去るまで「絶対に翅を開いてはくれませんでした」(^^;
以前にもこちらやこちらの記事で撮影した事のあったタテハチョウの一種、タテハモドキです。
久々に出会う事ができました(^^
OM-Zuiko 100mm F2
OM-Zuiko 100mm F2
タテハモドキは南方系の蝶で、
ほんのちょっと前までは沖縄と九州南部くらいまでにしか分布していなかった種らしいです。
ほんの最近、福岡などの北部九州でも幼虫を含めて発見され、定住が確認されたそうです。
地球温暖化の影響のひとつとも言われますが、どうなんでしょう。
もっとも、この蝶だけではなく、多くの蝶の北上が報告されているようですし、
やはりかなりの影響があると認識して良いのではないかと思います。
さて、このタテハチョウ。
実は春先にも一度であっていたのです。
データを遡って思い出してみると、それは4月の26日の事でした。
(こういうのはデジタルの恩恵ですね)
その日の昼休みは、80F4(そう、等倍専用マクロ)でお散歩していたのですが、
その時、なんともエキゾチックな蝶を発見していたのです。
シジミチョウやモンシロ、ヒメアカタテハくらいしか撮影した事のなかった私には
とても刺激的で、なにかが切れた(?)ように突進しましたが、
(もちろん、慎重に、ゆっくりと)
80F4マクロでは、その撮影範囲が近すぎて(もちろん腕も悪い)
そこまで近づく前に逃げられてしまいました。
必死でその容姿を目に焼き付けて、後程web等にて調べるも、
なかなかコレといったものに遭遇せず、自分の記憶力に自身を失ったりもしていました(笑
その後、先にもご紹介したように、7月頃別の場所にて遭遇。
撮影に成功し、その情報を元にもう一度調べてみて、
ソレが「タテハモドキ」である事が解りました。
でも、微妙に違う感じが残っていました。
わたしが春先に見たソレは、もっと翅の裏が地味な感じでしたし、
南九州が北限の蝶だと聴きますし、
夏に撮ったソレとは違って、翅の裏がもっと地味だったのです。
ソレも今回の撮影と、その後の調査により、はっきりしました♪
それも「秋型」が越冬に成功した個体だったのです。
そして夏に撮影していたものもやはり「タテハモドキ」です。
ただしこちらは「夏型」だったという事です。
表側はあまり大きな違いが見えませんが(シロートには)
裏がまったく違う文様になるのですね。かなり驚いてしまいました。
夏型はジャノメチョウのような目玉模様が現れ、
秋型は(おそらく越冬用の擬態)目玉模様が消えて、ほとんどそのまんまの「枯れ葉」です。
そして今回撮影したタテハモドキは、この「秋型」だったという事です。
実は、この日この場所では、他にも数匹のタテハモドキを見つけています。
残念ながらまともに撮影できたのはこの個体だけですが、
まとまってこれだけ見れたという事は、
この場所近辺には自生していると見て間違いないようです。
まだ2度ほどしか来ていない公園ですが、今後来る機会が増やせればと思います。
レンズ交換を待ってくれた殊勝な子でしたが、
この後は飛び去るまで「絶対に翅を開いてはくれませんでした」(^^;
by M2_pict
| 2007-10-02 09:59
| OM 100mm F2.0
|
Comments(2)
Commented
by
yy2828yy at 2007-10-03 00:06
こんばんは。
これは見たことがありませんね。
なんだかんだと仰って、これだけの大きさで収められれば・・
どちらかといえば蛾によくある目玉模様は、仰るとおりエキゾティックです。
そして、翅を閉じた姿がまたなんとも・・複眼もそういえば違うように感じます。
でも、間もなく私の周りでも見られるようになったりして・・
これは見たことがありませんね。
なんだかんだと仰って、これだけの大きさで収められれば・・
どちらかといえば蛾によくある目玉模様は、仰るとおりエキゾティックです。
そして、翅を閉じた姿がまたなんとも・・複眼もそういえば違うように感じます。
でも、間もなく私の周りでも見られるようになったりして・・
Commented
by
M2_pict at 2007-10-03 07:02
yy2828yyさん、おはようございます。
現在の分布状況がどうかは解りませんが、
おそらくそれほど一気に北上はできていないと思われます。
でも、おっしゃるように、そちらで見れるようになるのも
そう遠くないような感じで、、、嫌な話です。
ヒョウモンチョウとはまた違った派手さと飛び方が魅力的です。
表面のオレンジ色も一層濃密な感じで美しいです(^^
現在の分布状況がどうかは解りませんが、
おそらくそれほど一気に北上はできていないと思われます。
でも、おっしゃるように、そちらで見れるようになるのも
そう遠くないような感じで、、、嫌な話です。
ヒョウモンチョウとはまた違った派手さと飛び方が魅力的です。
表面のオレンジ色も一層濃密な感じで美しいです(^^