M2_pictlog

MZD 60mm F2.8 Macro を使って *3

MZD 60mm F2.8 Macro を使って *3_e0097970_9291877.jpg

【 ノコンギク 】
 OLYMPUS E-M5
 MZD 60mm F2.8 Macro



秋の野草の中でも好きなノコンギクですが、撮ったのは久々な気がしますね(^^

・・・
“全部入りマクロ”というのが私的MZD 60mm F2.8 Macroの印象です。
フォーサーズには画質と防塵防滴に評価の高いZD50mmマクロがありますが、電子ピントリングの操作性、ハーフマクロといった点で損をしている印象はありました。そこでオリがマイクロで全部入りを目指したレンズがコレなんではないかと思ったりしています。

明るさこそF2.8ですしプラボディですが、コンパクトで軽量、安価です。それでいて最近のマクロレンズのトレンド(?死語?)であるインナーフォーカスで防塵防滴、等倍撮影可能、そして電子ピントリングの欠点を少しでも補おうとするような新機軸の指標とオリマクロ初のフォーカスリミッター付です。私的には買わずにはおれなかったレンズでした。これで余所のレンズを羨ましがる必要はずいぶんなくなった、、、かな(^^






・・・
MZD 60mm F2.8 Macro を使って *3_e0097970_9315668.jpg

【 OLYMPUS E-M5 with MZD60mm F2.8 Macro, LH-49 】
 SONY NEX-5N
 OM ZUIKO 50mm F3.5 Macro



フォーカスリミッター。
他メーカーのマクロレンズでは珍しくもない機能ですが、これまでオリのマクロレンズには付いていませんでした。それがいっきに4モードのスイッチ(3モード+1)がついてびっくり。私的にいい塩梅の距離設定もあって、このレンズの気に入っているポイントでもあります。

通常モードはむしろ普段は(AFの迷いが増える印象があるので)使わないかなぁという感じで、その向かって右にある遠景モードが通常撮影用(マクロ域は考慮しない)モードという感じ。換算120mmで0.4m〜というのですから、普通に使う分にまったく不自由しません。
逆の方向が近接モードで、一気に倍率1:4倍にセットされて「戦闘開始!」的なノリになります。このマクロモード的距離にセットされるのがキモで、被写体との距離を計り一気に距離を詰めるのとフォーカスに楽なんです。スピード命的昆虫スナップには必須ではないかとすら思えます。
向かって一番左が等倍モード。一気に最短撮影距離にセットされます。感覚的にはハーフマクロから等倍までのガチマクロモード的な感じでしょうか。さすがにこれはプリセットオプション的なモードですが、とても軽快に等倍マクロが楽しめ、かつ便利なモードだと思います。
ただ、撮影難易度は飛躍的に上がるので、使用にはそれなりに覚悟が必要です(私)。

で、このスイッチは実に便利なんですが、ダイヤル状のデザインには少々疑問が。動かしやすく且つ簡単には動かないようにと考えられたものだと思いますが、もうちょっとなんとかならなかったかなぁと。3+1モードもあるので、スライドスイッチよりはすごく使いやすいとは思うのですが。
あと、文字通りリミットスイッチとなっているのですが、MF設定時はプリセットスイッチとして無限遠へ戻るのはフリーにできないのかな、とか。回しても回しても戻らないので???となってしまううっかり者ですので(^^;
割り切りが必要なんだとは思うんですけど、、、便利になった分だけ欲もでるのか。


MZD 60mm F2.8 Macro を使って *3_e0097970_9322156.jpg

【 ZD 50mm F2 Macro + MMF-3, MZD60mm F2.8 Macro, MZD12-50mm F3.5-6.3 】
 SONY NEX-5N
 OM ZUIKO 50mm F3.5 Macro



改めてこの3本を横に並べて撮影。
高さはほとんど同じ。主に太さと重さの違いとなるでしょうか。6028マクロの“くびれ具合”が目立ちます。
うちZD50マクロのみインナーフォーカスではありませんからレンズ先端が大きく繰り出されますし、重さも一番です。
それでも開放F2の明るさと描写力は他にないものですし、純正のテレコンやチューブの利用も含めると、やはりこれはこれでアリだなぁと、、、沼ってます(^^;
by M2_pict | 2012-10-08 18:20 | MZD 60mm F2.8 Macro | Comments(4)
Commented by mosyupa at 2012-10-08 19:04
友人に借りて短時間使っただけですが、前回の記事含めまったく同じ感想を持ちました。
細身のボディも草を掻き分けてレンズ先端を出すようなフィールドマクロの実戦では有効だと確認。縦グリつきのE-M5でのホールド感も申し分なし。
超近接でなければタッチパネルAFも実用性十分。
堕落しそうなので買っちゃいけないと自分に言い聞かせ中です(笑)
Commented by NeoN at 2012-10-08 19:38 x
ご購入、おめでとうございます。ZD50が下駄を履いているとは言え、ずいぶんコンパクトなんですね。
最近はオリンパスも「全部入れ」が多いですね。そうじゃないと、ライバルと戦えないのでしょう。ユーザーには嬉しいことですが。
Commented by M2_pict at 2012-10-09 08:23
mosyupaさん、アレは堕落します(^^;
比較的良い条件(安定した姿勢でファインダーを覗けるといった)の時はともかく、そうでない時もなんとかできちゃう、それも楽に、というのがイケマセン。
それでもAF前提で言えば最良の1本ではないかと思えます。
そのくらいは言わないと、買っちゃった私としては、、、w
Commented by M2_pict at 2012-10-09 08:28
NeoNさん、ありがとうございます。なにかリミッター外れてます(^^;
ZD50はフォーサーズで使う上では非常にコンパクトで良いですが、マイクロに流用するとなると、、、というところですね。新しいレンズのAF動作の進化とコンパクト化は凄まじいです。
ただ、不思議とファンダーの印象は異なります。はっきりと認識した訳ではないんですが、、、今の所はまだオカルトレベルです。

他社比、圧倒的なコンパクトさというのを前面に押し出していますよね。比較すれば一発のインパクトなので、これは正解でしょう。その上でもうヒトコエ、、、がんばって欲しいものです。
名前
URL
削除用パスワード