整備もまた愉し

【 とあるパーツ 】
SONY NEX-5N
E-30mm F3.5 Macro
Retina IIIc を店頭にてお安く買えたのは、このパーツに関連するエラーが原因でした。
それが壊れている(正確には外れていた)のかどうかすら判断つかないトーシロな私でしたが、動きとしておかしいだろうという事は感じていました。
少し詳細を書きます。
IIcはLV(ライトバリュー)方式のシャッターと絞りの連動機構を持っています。露出計で出たLV値をレンズ下方のレバー(写真のパーツ)で設定すると、シャッター速度と絞値が連動して動くというもので、今で言うところのプログラムシフトを使うような感じでしょうか。
Ibも同等の操作方法ですが、こちはらレンズ下部に表記された絞値を直読する形、対してIIIcはLV値の設定そのものは同じですが、絞値は可動式のリングによってSSと同じレンズ上面で確認できるようになっています。
ところが、私のIIIcはここの動きがおかしくて、LV値を設定してSSを動かしたりしても絞値の数値表記が動いたり動かなかったり。B(バルブ)を使って絞りの形などを確認しても、数値と合っていない事も多く、解放F2になっているのに、表示はちょっとズレてF2以上になっていたりそれ以外だったり、、、。
よく見ると、そのレバーの脇にぴったりと沿うような形で小さなタブがありました。これが絞値の表示リングを動かしているらしい。
で、それを手でレバーに寄せてあげると、実絞に近い数字が、、、これがセットで動かないとおかしいんだろうなと。しかし、あつらえたように寄り添うその形状に、まさかこれが“外れている”とは思えなかったんです(^^;

【 収まるべきところに 】
そこを放置したままの最初のテスト撮影でしたが、まぁ大体の人体勘露出でネガカラーですから、大方大丈夫というラフさ加減で、そういった部分のテストにはなりませんでした。
それでも気にはなるし気持ちも悪いので、アレコレWebを徘徊して情報収集してきたところ、とあるサイトでこの部分の拡大らしき写真を発見。ここに“私のIIIcとの違い”が確認された事で、問題点が一気に顕在化、可視化されました。Web万歳。
まともにやれば少々大変な事になりそうでしたが、とりあえず確認だけでもと写真のパーツを外してみたところ、果たして、本来収まるべき場所を確認できたのでした。
ここから先のしち面倒くさい事は省きますが、これでなんとかなると思ったからか、ここからは気持ちも軽く一気に仕上げたのでした。
しかし、、、そもそもどうやって外れたんだろう、、、。
by M2_pict
| 2015-01-24 09:13
| *E 30mm F3.5 Macro
|
Comments(2)
こんばんは。
お悩みですね。楽しそうでうらやましい。
一見、簡単で単純そうな機構でも、精密な知恵の輪のようで飽きる事はなさそうですね。
それにしても、ちっちゃいネジですね。
お悩みですね。楽しそうでうらやましい。
一見、簡単で単純そうな機構でも、精密な知恵の輪のようで飽きる事はなさそうですね。
それにしても、ちっちゃいネジですね。
haradaさん、こんばんは。
えぇ、なかなかに楽しいです。
面倒な部分は問題無しだから言える事ですけど(^^;
かなり小さなネジが多くてびびります。
今の基準からすれば小さすぎる(工場のラインに向かない)でしょうね。
また不思議と脱落も少なそうです。
これはやはり精度、でしょうか。
えぇ、なかなかに楽しいです。
面倒な部分は問題無しだから言える事ですけど(^^;
かなり小さなネジが多くてびびります。
今の基準からすれば小さすぎる(工場のラインに向かない)でしょうね。
また不思議と脱落も少なそうです。
これはやはり精度、でしょうか。