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ACRATECH GV2

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【 水も滴る?ACRATECH GV2 】

 OM SYSTEM OM-1
 M.ZUIKO DIGITAL 12-40mm F2.8 PRO





前回チラ見せの形だったのは、この ACRATECH GV2 という自由雲台でした。
今回手元に来て一発で気に入った雲台ですが、少し古いモノで、アクの強い made in USA の品です。
結構以前からカッコよさもあって頭に引っかかっていた雲台でしたが、
情報が少ない上に良い値段だったので、ほぼ忘れていたモノでした。

自由雲台としては他に有名な素晴らしいモノもありますが、
軽快な操作感とメンテナンス性の高さ、光る一芸が決め手でした。

操作部のラバーは目立つバリが残りゴミは付きやすく高級感や精密感はありません。
固定力も精緻な動きも上はいくらでもある感じ。でも総合的にそのラフさも含めて気に入りました。

ラフなゴムのノブなどは他の機材への攻撃性が皆無で、
ややラフさを感じる固定力などと合わせガンガン使い込める感覚が良いです。
何よりオイルやグリス類が使われていない構造は雨や埃に強く、
屋外の撮影で使いたい私にとっては機材に神経質にならずに使える魅力的なもの。
惚れました。

という ACRATECH GV2 ですが、合わない人にはダメダメな雲台だとも思います。
兎にも角にも精緻な構図を求めるとなると、やや乾いた感覚の動きもあってイライラするかも。
アルカスイスや、RRSの緻密さは求めようもありません。

ただ、例えば雨の中や砂埃舞うような状況でも躊躇なく使えそうな点は間違いなくお気に入りポイントです。
ちなみにベース部は60mm、2型3型クラスの雲台にピッタリですし、やや軽量なのも屋外で使う分には評価できます。

なお、今の新しいシリーズは、より固定力が強化されていたり、
クランプ部を取り外し本体を反転させてパノラマ雲台へトランスフォームしたりするという芸も増えているようです。
独特のレバークランプ等も私的に魅力的です。
が、まぁそこまでは必要無く感じているので、このGV2を長く愛用出来そうです。

そうそう、今回の1枚は霧吹きで演出してみました。
こんなバカな事をサクっとこなしてしまう程度には「強い」雲台ですね。
もちろん、後で拭き取った上でじっくり乾燥させています。


 

by M2_pict | 2022-09-14 21:23 | MZD 12-40mm PRO | Comments(0)
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