90mm F3.5 MACRO IS PRO で、シームレスマクロ

【 菜の花の近接:滴 】
OM SYSTEM OM-1
M.ZUIKO 90mm F3.5 MACRO IS PRO
90mm F3.5 MACRO IS PRO のファーストインプのひとつが「シームレスの快感」。
90mmというのが私的に一番良く使う焦点距離だからか、より強く感じるところでした。
要は遠景から近景、普通のマクロ、そして超マクロの領域までがシームレスに撮影できるという特異さです。
珍しく3枚の画を同時にエントリーしたので、そんな感じを見て頂ければと。
順序は実際の撮影とは逆で、クローズアップから段々と引いた画となります。
1枚目は花びらについた水滴、そして水滴に小さく写る“景色”を。
スペック的には更に寄れますが、自然光(曇天)の手持ち撮影ではここらが限界でした。
酸欠でw
この倍率になるとハーフマクロ(換算等倍)では太刀打ちできず、等倍以上のレンズが別に必要でした。
それが普通に撮影していて、その中で一気にこの世界に達するのですから異次元です。

【 菜の花の近接:花 】
OM SYSTEM OM-1
M.ZUIKO 90mm F3.5 MACRO IS PRO
普通の感覚でマクロな距離でしょうか。
普通のマクロレンズでしたら余裕の倍率ですが、普通のレンズだとこういったところが近接撮影の守備範囲かと。
ほとんどの撮影では事足りる倍率なんですが、ここに小さな虫が居たりすると「あぁ、もっと寄れたら!」となるところです。
今回虫はいませんでしたが、花びらに小さな水滴が見えるかと思います。
コレに注目したのが1枚目の画となるのです。

【 菜の花とホトケノザの景色 】
OM SYSTEM OM-1
M.ZUIKO 90mm F3.5 MACRO IS PRO
そおそもはこの景色を見つけたのが始まりだった訳です。
歩道の脇にこぼれ咲いた瑞々しい菜の花と下草には我が世の春と咲き誇るホトケノザ。
これは花そのものも綺麗だろうと寄って行ったのが2枚目ですね。
こうした一連の撮影の中で、全てを撮れるレンズはなかなか無く、近いのはMZD60mmF2.8MACROでしょうか。
ただ、この90mmにワクワクするのは、その焦点距離からくる蝶やトンボへの適応性能です。
焦点距離の自在さではMZD40-150mmF2.8PROなどの方が更に強力ですが、1枚目のような撮影は難しいところ。
つまり、普通には40-150PROにマクロ(できれば1:1までの)レンズという組み合わせか、90mmハーフマクロに1:1以上のマクロの組み合わせが必要で、でも実際には2本を持ち出しての撮影は難しい(実績的にほとんど無い)という。
それが M.ZUIKO 90mm F3.5 MACRO IS PRO ではやや大柄ながらも1本で完結できてしまう。
この日の撮影で、短い時間ながらテンポよく撮影出来た理由のひとつがコレだと確信し、またこの先の季節の蝶やトンボの撮影を想像してまたワクワクするのです。
by M2_pict
| 2023-02-27 21:35
| MZD 90mm F3.5 Macro
|
Comments(2)
やはりかなり強烈に寄れるんですね。何を撮るのか、・・それが課題でもありますね。
Clearwater0606さん、先に音を上げるのは人の方ですねw